月経,生理,閉経

月経の仕組み

初潮を迎えてから約40年間に渡って毎月繰り返されるのが月経(生理)です。

生理痛などが酷い場合には、それだけでストレスとなってしまいますが、赤ちゃんを作るための大切な準備ですので、きちんと向き合うようにしましょう。

月経の周期は人それぞれ

月経とは生理とも呼ばれ、約28日周期で行われることから「月のもの」とも呼ばれます。 出血を伴う月経期は3日から1週間とされ、それ以上の場合はなんらかの異常があると考えられます。

月経は体調や精神状態(ストレス)などと関係が深いため、28日という目安はありますが、25日から38日間が正常周期とされております。

過度のダイエットなどによる体重の変化は、ホルモンバランスの崩れを引き起こす可能性も高く、無月経などになってしまう場合もあります。

他に月に2回も月経が起こる頻発月経や、40日以上ひどい時には2ヶ月に1回という周期で月経が起こる稀発月経などがあります。

月経の起こるメカニズム

健康な人であれば毎月訪れる月経タイミングですが、どのような働きで月経に至るのか学校で習ったころをみなさん覚えていますか?

  • 1.卵巣に向けて脳下垂体から黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンが分泌される。
  • 2.卵巣内で卵胞刺激ホルモンの働きにより卵胞が成長しだす。
  • 3.卵胞が成長時に出すエストロゲンの働きにより、子宮内膜が増殖(厚くなる)する。
  • 4.卵胞が充分に成長すると血中のエストロゲン量が多くなり、それを合図に脳は卵胞刺激ホルモンの分泌量を抑え、黄体化ホルモンの分泌量を多くする。
  • 5.卵巣で成長した卵胞は、黄体化ホルモンの働きを受け1つだけ卵子を放出(排卵)する。放出された卵子は卵管采に受け止められ、卵管にて精子と出会うのを待つ。
  • 6.排卵した卵胞は黄体ホルモン(プロゲステロン)を放出し続け、それに伴って子宮内膜がさらに厚くなる。
  • 7.卵子が受精しなかった場合、子宮内膜は子宮から剥がれ落ち出血を伴って体外へ排出されます。

排卵から卵胞は約14日間は黄体ホルモンを分泌するとされ、そのため月経初日の14日前が排卵日だったと判断することができるのです。
生理周期を28日とするとちょうど月経開始日から14日後が排卵日と考えることもできます。

生理痛が辛い!

約8割の人が大小違いはありますが月経時に痛みを伴うそうです。

周りの友達に聞くとあまりの激痛で3日間は何もできなくなるという人が多く、「違和感はあるけど痛みは全然ぐらい無い!」という子は一人しかおりませんでした。

生理痛の原因とは?

初潮を迎えてしばらくは子宮が未発達のため、痙攣によりほとんどの人が痛みを伴うそうですが、子宮の成長と共に徐々に痛みは引くとされています。
しかし多くの人が生理痛に苦しんでいるのは事実であり、残念ながら明確な原因は未だ分かっておりません。

現在考えられている生理痛の原因としては、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気を原因とする痛みの場合、ストレスや体調からホルモンバランスの崩れからプロスタグランジンが増加することで痛みを伴う、子宮口が狭いために血液を上手く排出できず子宮の強い収縮による痛み(子供を生むと楽になると言われますよね)、または月経血が全て体外に排出されずに卵管を逆流して体内に入り、月経血に含まれる物質に対して免疫機能がアレルギー反応を起こしているという考えもあるそうです。

月経をチェックしましょう!

自分の月経が先月いつ始まったか覚えていますか?
月経血はサラサラとしていますか?
黒ずんだ血液や、レバー状の血の塊は混じっていませんか?
量が増えたか減ったか自分で分かりますか?

体の不調は痛みだけではなく月経周期や月経血にも現れます。

もちろん体調により毎月多少の違いは出ますが、だからこそシッカリと確認して必要であればノートなどに記録しておくようにしましょう。

病院での診察を受けましょう!

常に薬が手放せないような痛みが続く場合は、子宮筋腫など何らかの病気が原因となっている場合が考えられます。

まずは病気を疑ってみて、問題が無かったら生理痛について医師へ相談してみるようにしましょう。

病院によっては生理痛に対しては「痛み止めを処方して終わり」という所も少なくありませんので、インターネットなどを使い月経痛・生理痛について明るい病院を探すようにしましょう。

閉経で子宮筋腫が小さくなる?

50歳を境に前後10歳ぐらいで閉経すると言われております。

加齢に伴い卵巣の機能が不規則になり、閉経前に不正出血や稀発月経などの月経異常を起こすことが増え、やがて卵巣からエストロゲン、プロゲステロンの分泌が行われなく月経が止まり閉経を迎えます。

閉経後の子宮筋腫

閉経に伴い女性ホルモンが分泌しなくなるため、女性ホルモン量により成長する子宮筋腫は小さくなるとされます。

そのため年齢(閉経間近の40代など)によっては子宮筋腫の治療にエストロゲンの分泌を抑えるGnRHという薬を使い、閉経時と同様の状態を作り子宮筋腫の成長を抑えるという治療法もあります。

閉経したからといって安心はできません!

上で「閉経後は子宮筋腫が小さくなる」と書きましたが、何事にも絶対ということはありません。そもそも画像検査のみであれば100%子宮筋腫と断定することはできませんので、実は子宮肉腫だったという可能性も捨て切れません。

定期的な検査(MRI)により、筋腫のサイズを確認することはできますので、若い時と同様に病院には通うように心掛けましょう。

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