子宮

子宮の大切な働き

赤ちゃんを育てて生むために必要な子宮ですが、妊娠していない時にはいつでも赤ちゃんを育てることができるように準備をしており、それが月経となるのです。

月経については子宮筋腫と月経(生理)・閉経の関係のページにて詳しくご紹介します。

子宮の大きさ

妊娠していない通常時の子宮の大きさは長さが6cmから8cm程度、幅が4cmぐらいでちょうど鶏の卵のサイズと同じぐらいとされております。

子宮は子宮壁と呼ばれる1,2cmの筋肉でできており、子供ができた場合には長さが30cm程度、幅も25cm程度まで伸び、出産後には元の大きさまで戻ります。

子宮の構造

子宮は膣側の子宮口から細い部分の子宮頸部と、奥側の子宮体部に分かれます。
子宮筋腫の大半が子宮体部に発症し、子宮頸部にできる子宮筋腫は5%程度とされています。
子宮体部の両端には卵巣があります。そして奥側の両端からは卵管が伸び先端には卵管采があり、卵巣から排卵した卵子をキャッチする役割があります。

卵巣と子宮は直接は繋がっていなく、卵管采と卵管を通って子宮にアクセスしています。

子宮壁は平滑筋でできており、子宮の内腔は子宮内膜という組織で覆われております。子宮内膜は二層構造で形成されており、内腔側が子宮内膜機能層、筋肉側が子宮内膜基底層です。
毎月の月経により剥がれ落ちるのは子宮内膜機能層となります。

卵巣の機能

卵子を排卵する卵巣の中には、生まれた時から卵子の元となる原始卵胞が数百万個もあります。しかし初潮を迎えるまでは排卵する機能は無く、初潮を迎えてからも1年ぐらいは排卵が行われません。

卵巣は子宮に対して左右に2つあり子宮とは卵巣固有靭帯、そして骨盤の内側にある骨盤壁という筋肉と骨盤漏斗靭帯により支えられております。

卵巣の大きさは3cm程度で形は楕円球状です。月経時に卵巣内で成長する卵胞は、排卵時には2cm程度まで大きくなり、排卵する卵子の大きさは0.2mm程度になります。

妊娠の仕組み

二つあるうちの卵巣のどちらか一方から排卵された卵子は、卵管采を通り卵管に留まり精子との受精タイミングを待ちます。卵子は長くても1日(24時間)で機能を失い、その後死滅してしまいます。

対して精子の寿命は3日から5日と言われておりますが、長い場合は1週間はその能力を失わずに卵管に留まります。受精は卵子が卵管に到達して死滅するまでに精子と出会うことで達成されます。

卵管で受精した精子と卵子は一つの細胞となり、2,3日かけて子宮まで到達し、子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。

受精しなかった場合は卵管で死滅した卵子、子宮内膜などは月経時に月経血と共に体外に排出されてしまいます。

子宮は女性ホルモンを分泌していません!

意外と勘違いしている人が多いのが、エストロゲンなどのホルモンは卵巣から分泌されているということです。

子宮筋腫の手術のページでもお伝えしましたが、子宮全摘出手術は子宮のみを手術で摘出するので卵巣はそのまま残すことができます。

卵巣はその後も正常に機能するので、女性ホルモンであるエストロゲン分泌が行われることで急な更年期障害などに襲われることもありません。

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