子宮筋腫

子宮筋腫とは?

子宮筋腫は女性でしたら誰でも発症する可能性があり、毎月の月経、妊娠や出産とも関わりが深い病気です。

自分の体に関わることですので興味を持ち正しい知識を身に付けるようにしましょう。

子宮筋腫は良性の腫瘍です

子宮筋腫は子宮の筋肉にできる腫瘍(コブ状の塊)であり良性の物をいいます。人それぞれに症状に違いがあり、検診などで見つかったからといってすぐに手術で摘出しなければいけないということもありません。

しかし手術が必要な症状・状態もあり、極稀にですが良性の筋腫から悪性の腫瘍である子宮肉腫に変異することもありえますので、定期的な検診は忘れないようにしなければいけません。

統計データから見る子宮筋腫を発症しやすい年代

30歳以上の2割から3割の人、35歳以上の人では半数近く、そして罹患数の最も多いと言われている40歳から50歳の人では症状の出ない小さな筋腫を含めると7割を超える人が、子宮筋腫を患っていると言われております。

全体としては4人に1人は子宮筋腫になるとも言われております。

若い人も要注意!

統計データとして現れていないからといって若い人も安心することはできません。近年では子宮筋腫の発症者が低年齢化してきていると言われているのです。

そもそも子宮筋腫は女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)由来の病気であり、思春期とされる9歳から14歳ぐらいに月経が始まり、その後排卵が行われることによりエストロゲンが分泌されますので、10代でも子宮筋腫を発症する可能性はあり、最近特に20代で子宮筋腫を発症する人が増えていると言われております。

エストロゲンの分泌量は20代から30代にかけてがピークとなり、その後子宮筋腫を発症する人が増えるということなのです。

有名人・芸能人と子宮筋腫

最近では歌手の大黒摩季さんが、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、卵巣嚢腫と複数の子宮疾患の治療のために一時活動中止を発表したばかりです。

また芸能人の森昌子さんが、子宮ガンと子宮筋腫の治療のために子宮摘出の手術を受けたことが報じられております。
他にもジャガー横田さん、喜多嶋舞さん、いとうまい子さん、国生さゆりさん、漫才師のさゆりさん、中井美穂さん、皇后美智子さま、などが子宮筋腫を患ったということを過去に公表しました。

タレントさんなどの有名人が病気のことを公表すると、ニュースとなり世間一般の人も病気の存在を知り関心を持つことができますよね。

子宮筋腫の種類

子宮筋腫と一言にいっても症状や発生する部位によりいくつかに分類されます。

単発性筋腫と多発性筋腫

筋腫が一箇所だけにできる物を単発性筋腫といい、同時に複数の筋腫ができる場合を多発性筋腫といいます。

子宮筋腫と診断された人の8割から9割近い人が多発性筋腫だとされています。

筋層内筋腫

子宮の筋肉の中に筋腫ができるタイプを筋層内筋腫といい、全体の約7割を占めていると言われております。

筋肉の中にできるとはいえ、サイズが大きい場合は子宮内腔の体積、また子宮内膜の面積に影響するため、月経に影響を及ぼしてしまいます。

漿膜下筋腫

子宮の筋肉(子宮壁)を覆っている漿膜(しょうまく:内臓を覆っている膜)の内側にできるのが漿膜下筋腫です。

全体の約2割がこのタイプといわれます。大きくなったとしても子宮外のため月経への影響などは少ないとされております。

しかしサイズによっては子宮の近くにある膀胱や直腸へ影響を及ぼす確立が高くなります。

粘膜下筋腫

子宮内腔に筋腫ができた場合を粘膜下筋腫と呼び約1割がこのタイプです。

小さなサイズの段階から子宮内膜を盛り上げる形になりますので、最も月経に影響を及ぼすとされております。

有茎性漿膜下筋腫と有茎性粘膜下筋腫

丸いキノコのように筋腫と子宮が茎状の細胞で繋がった状態を、発生する部位によって有茎性漿膜下筋腫と有茎性粘膜下筋腫と呼びます。

有茎性(ゆうけいせい)で子宮から突き出ていることから、有茎性漿膜下筋腫の場合は「ねじれ」による痛みが強くでる場合があります。

有茎性粘膜下筋腫の場合は子宮腔内にできるため、サイズが大きくなることで子宮口から押し出される状態になる場合があり、その際には陣痛と同程度の痛みを伴います。

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